聴神経腫瘍 鞘腫の手術前と手術後

2016年5月に聴神経腫瘍鞘腫になり、2016年8月に開頭手術をうけました。術後は、頭痛や首の痛み、めまいに悩まされ、苦しんでいます。日々、早く社会復帰できるように、がんばっています。

術後4年後のMRI検査の結果は?

新型コロナの感染者が増えつつある

令和2年8月22日土曜日。

 

時間は、午前9時40分より、

術後4年目の定期検査がありました。

 

結果は、「再発なし」との事で、

一安心。

想定はしていたが、

聴神経腫瘍だと言われた4年前は、

青天の霹靂(へきれき)とでも言いますか、

 

聞いた瞬間、頭の中真っ白。目の前真っ暗と言った風が適切かな?

 

何をどうして良いのやら?的な感じでした。

 

死ぬ病気ではないにせよ、

50歳まで大病した経験も無く、

大した生命保険にも入って無かった

(というか、胃の中にも、良性だけども腫瘍があってりして、保険に入れない)

 

と言うことで、

家族に迷惑をかけまいか?

という心配が頭の中を駆け巡りました。

 

でも救いだったのは、

子供が二人とも成人していたので、

オヤジに何かあっても大丈夫といえば、大丈夫なので、

手術代や入院費などは、高額医療費控除なんかもあって、

何とかなったのですが、

 

一番たいへんだったのは、

術後の後遺症だったのです。

 

長年務めた会社も辞めざるをえなくなり、

住宅ローンや日々の生活がままならなく

なるという不安がありました。

 

住宅ローン返済不能につけ、

一家離散か・・・・

のような不安がよぎりましたが、

 

術後から社会復帰できるまでの2年半は、

傷病手当金、退職金、障害年金、失業手当金と、

あらゆる補助金を使い、食いつないで来ました。

 

なかでも大きかったのは、社会人となった、

娘や息子の援助です。

 

この事が、社会復帰に向けての

精神的な励みと言いますか、

大きな後押しとなりました。

 

かなり元気になった今、

たまには息子と喧嘩をしたりしながら

今の平穏な生活(今の会社は、結構バタバタさせられてます)を

「健康が第一」という思いを胸に

普通に身体が動けている幸せを

噛み締めながら、毎日を送っています。

 

後遺症がキツくても、

前向きに前向きにと、必死な思いでしたが、

 

最近は少し自然な感じに

「前向き」な感覚を維持できるように

なったような気がします。

何といいますか、

うまくは言えませんが。

 

今回、聴神経腫瘍という病気をして、

自分の他にもたくさんの人が、

病気と戦い、又はうまく付き合いながら、

日々の生活を送っているのだと言うことを

毎日毎日思い、感じ、考えるようになりました。

 

やっと、この歳になって・・・。