聴神経腫瘍 鞘腫の手術前と手術後

2016年5月に聴神経腫瘍鞘腫になり、2016年8月に開頭手術をうけました。術後は、頭痛や首の痛み、めまいに悩まされ、苦しんでいます。日々、早く社会復帰できるように、がんばっています。

後頭部が突っ張るから首が痛くなるのか?

聴神経腫瘍の手術の時、

後頭部を切っているので

そのせいか、

後頭部の皮が引っ張られて

いつも首の後ろに違和感を感じる。

 

違和感という生やさしいものではないが。

 

いつも後頭部の首のあたりが

筋肉疲労を感じていて

それがだんだん痛みに変わってくるのだ。

 

痛くなってくると、

首を支える事が苦痛となってくるので、

ボルタレンを飲んで、

横になっているしかない。

 

それですぐ治ってくれれば良い方で、

大抵はすぐ治らず

そのまま寝込んでしまうというパターン。

 

なんとか首の突っ張りを改善したいと思い

頭の皮がもう少し柔らかく伸びてくれると

突っ張り感がなくなるのではないかと思い、

妻に相談してみた。

 

そして買ってもらった塗り薬がこれ。

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メデルマ ストレッチマークというアメリカ製の

妊娠線を分かりにくくするクリーム。

 

これを塗れば

少しは頭の皮膚に弾力性がでて、

突っ張り感がなくなるのではないか?

という希望的観測から

(半分ダメ元で・・・という気持ちもあるが)

早や2か月ほど風呂上りに後頭部に塗ってみてはいるが、

目に見えた効果は今のところ無い。

 

なんでも

3か月から6か月使わないと

効果が表れて来ないのだとか。

 

1本当時¥7,000円くらいしたらしい。

現在はネットで¥5,100円くらいのようだが。

 

途中で止めるともったいないので、

無くなるまで続けてみよう。

聴神経腫瘍の手術を受けてから1年と77日

聴神経腫瘍の手術を受けてから1年と77日たったが、

未だに頭痛と首の痛みと目まいが治らず。

 

自宅療養というわけで、

自宅に引きこもりがちであるが、

精神的にも体の健康的にもあまり良くないので、

毎日のウォーキングは悪天候の時以外は、

できるだけやるようにしている。

 

首の痛みと頭痛の原因は

肩こりから来るというので、

肩こり解消には手を大きく振り、

肩の筋肉をほぐすような動きで歩くようにしている。

 

できるだけ大股で歩くようにした方が良いらしい。

ダラダラ歩くのではウォーキングの意味が無いらしいので、

時間の無駄になってしまうから、

そうゆうのはやめた方が良い。

 

よく2、3人でおしゃべりしながら

ダラダラウォーキングをしている人を見かけるが、

あまり効果は無いと思う。

 

最近は、夕方4時を過ぎるとめっきり冷え込んで、

ウォーキング中は、

耳が痛くなってくるほど。

 

でも、

秋の空は澄んでいてきれいだと思う。

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台風一過(22号)の夕暮れ時。

 

 

聴神経腫瘍の手術、やって良かったのかな?

ちっとも首の痛みと頭痛が治らないので、

いつも聴神経腫瘍の手術をして良かったのか、

それともしない方が良かったのか、

自問自答する毎日。

 

手術する前は、

腫瘍の大きさは20mm前後。(18~24mm)

嚢胞状態だったという。

 

主治医はサクっと摘出することを勧めてきた。

社会復帰も1か月もすればできるという事だったが、

実際は1年2か月も首の痛み、頭痛が取れない。

 

主治医は、手術自体は完ぺきにできているし、

腫瘍も再発していないし、

なんで痛みがでているかはわからない、との事。

 

当時、主治医の言った事をうのみにしないで、

慎重に判断すればよかったのかもしれない。

当時の主治医の穏やかな笑顔にダマされた。

(言い方はひどいが、そんな感じ)

 

ガンマナイフは嚢胞状態にはあまり効かないというが、

ダメもとでガンマナイフをうけてみて、

その後の様子を見て手術するかどうか判断しても

良かったのかもしれない、という気持ちが渦巻く。

 

妻は、もう手術しちゃったんだから、

前を向くしかない、と言ってくれる。

まったくその通りなのだが・・・

 

心配なのは生活費のこと。

 

あと5か月で傷病手当も切れる。

 

主治医に相談したら、

「その前に何とか治したいですよね」

というが、そのあとの明確な提案が無い。

とりあえず鎮痛剤(ボルタレン)を処方して終わりだ。

 

いままでいろいろな鎮痛剤を試してきたが、

ボルタレンが一番合っているようだ。

(気持ち悪くならない。飲用前に空腹の場合は、

ヨーグルトを食べている。スプーンで3サジ)

 

聴神経腫瘍の手術を

これから受ける人は、受けるかどうか充分考えてほしいと思う。

 

術後の髄液漏れや顔面麻痺は論外として(当然起こらないものとして)

頭皮の切除の規模は極力小さくしてもらう事。

 

それから、術中、金具かなんかを頭に固定するらしいのだが、

固定箇所は円形脱毛の状態になるので、(100円玉大以上、2か所くらい)

覚悟する事。

あとで毛が生える人もいるらしいが、

自分の場合1度生えたが、また無毛となった。

(金具固定はガンマナイフも同じだが・・・)

 

特に嚢胞状態のひとは、手術は受けないでおいたほうがいいと思う。

60歳以上の男性が、嚢胞状態だったのが自然消滅したらしいので

(多分ガンマナイフも受けないで、経過観察のみ)

他の人も可能性はあると思う。

 

そのような嚢胞状態の人は、

1度ヒーリングを試してみてはどうかと思うのだが。

 

自分が手術前にヒーリングの効果を知っていたら、

試したかもしれない。

もしかしたら効いたかもしれない。

 

信じるか信じないかはあなた次第です・・・の世界になるが。

 

いや、マジで受けてみた方が良い。

余計なお金をかけず、余計な痛みも感じなくても良いのだから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとう星状神経節ブロック注射を受ける

トリガーポイント注射を一週間前にうけたが、

やはり麻酔が効いてる時間が10時間くらいなので、

根本の解決にはならない。

 

むしろ麻酔が切れた時は、

痛みが強くなるような気がする。

 

星状神経節ブロック注射は交感神経の活動を抑え、

副交感神経の活動を促進させて無用な筋肉の緊張をほぐしたりして

血行を良くしたりするので、自律神経とかにいいらしい。

 

デメリットは、

注射する医師の腕が問われるので、

(経験値により効果が左右するというか・・・)

狙ったところに針が刺さっていけば良いのだが、

そこは人間がやるところなので、

間違い(ポイントが外れるとか)があるという。

 

刺す針も

太さ27ゲージから22ゲージと

医師によってチョイスが異なる。

 

刺される痛さも細い針の方が痛いとか、太い方が余り痛くない(妻談)だとか、

細い針だと薬が良く入らない(医師談)とか

いろいろ言われ、正直、

首に針刺すのって抵抗を感じてたのだが、

特にその日は体調が悪く、左頭部が非常に痛んだため、

その状況から早く逃れたいという気持ちもあり、

医師に相談して

星状神経節ブロック注射を受けることにした。

 

星状神経節ブロック注射を受けるにあたって、

書面で説明を受け、サインをしなくてはならないのだが、

処置室に通されてベッドに仰向けに寝てから

医師が

「すいません。サインもらわなくちゃならないんでもう一回起きてもらえます?」

という事で、

また起きて説明を聞いてサインをした。

 

なんか、バタバタだなあ、と思った。

 

患者さんが列をなして待っているので、

医師も少し慌てているのかもしれない。

 

首に茶色い消毒液を塗り、注射針を刺された。

チクッとしたがそんなに痛くはなかった。

たまたまなのかな?

 

薬が入ってくるとき肩の方までチク~ッとした。

なんとも言えない痛み。

注射針の太さは27ゲージとの事。

そんなに長くは無いので良かった。

 

医師から「瞼が重くなってきませんか?」

と言われたが、あまり感じなかった。

ブロック注射があまり効いてないのかな?

と、心配になった。

 

看護師さんから

「5分くらい休んでもらって、血圧測って異常がなかったら、終わりです。」

と言われた。

普通は20分くらい休ませると思うのだが、5分で良いという。

 

以前ネットで見たのだが、

注射のポイントがずれた時、薬が別の場所に入って余計な部分が麻痺するため、

患者に感づかれないように20分寝かせる。

そうすると、余計なところに入った麻酔の効能が切れるので、

患者は何事もなかったように帰れる。という。

 

それは星状神経節ブロック注射以外のブロック注射にも

言える事なのだろう。良くわからないが・・・

 

5分経って血圧を測ってもらう。

病院に来ると血圧が上がるのはなぜだろう。

上が120台が、病院に来ると140台にまでアップする。

今日は特に体調が悪いからか?

頭も痛いし。

でも頭痛くてもこの前は120台だったが・・・

 

病院の血圧計は、数値が高めに出るとのうわさもあり、

あまり神経質にならない方が良いという人もいる。

 

血圧を測り終えて処置室を出ようと起き上がるときに

看護師さんが「アッ、シール貼るの忘れてた!」といい、

首の注射痕にシールを貼ってくれた。

 

今日はやけに忙しそうだ。

廻りはドタバタしてるし・・・

 

それから

今日からトリプタノールを10mmから25mm、朝晩と飲むように

医師に言われた。

ただ、25mmは院外処方になるという。

総合病院のくせに、25mmが無いという。

それともこの薬は、

最近使う人がほとんどいないという事か?

 

何はともあれ、

余計な副作用がない事を願う。

早く、首の痛みと頭痛が消えてほしい。

 

星状神経節ブロック注射をして、

家に帰ってから感じたこと。

なんか、気持ちがスッキリしていた。

 

これは副交感神経が活発に活動しているという事か?

 

来週も星状神経節ブロック注射、

受けてみようかな?

三回目はトリガーポイント注射

先週、トリガーポイント注射を受けた。

 

首が痛いのと、頭痛は連動しているため、首の痛みが無くなれば頭痛も和らぐと思い、

試しに首の痛い所へ直接痛み止めの注射をしてほしいと医師に相談して、トリガーポイント注射を試してみることになった。

 

まず、自分が「ここです」と痛いところに指をあて、医師がその場所に注射をするという。

 

「神経がたくさん通ってるとこなので」と

医師は前置きをし、いざ注射針を刺そうかという瞬間、「あれ、どこでしたったけ?」

と言われたので、もう一度指で指した。

 

そそっかしいのか、緊張しているのか?

こっちまで緊張してきた。

 

やはり針を刺す瞬間は痛いし気持ちのいいものではない。

でも、首の痛みはなくなったので良かった。

 

その日、就寝後AM1時くらいまでは注射の効能があった。

じつはそのトリガーポイント注射を受けた日に、

トリプタノールという薬を寝る前に服用するようにと処方されていたのだった

が、飲まずに寝た。

 

トリガーポイント注射がどのくらいの時間効いてるのか確認のためだった。

だから、ボルタレンも飲んでいない。

 

夜中に首が痛くなってきたので、ボルタレンは飲んで寝るべきだったかな、

と思いながら、朝方まで我慢して寝た。(寝たふりをした)

 

ただ、トリプタノールの効能や副作用のことをウェブで調べたら、

うつ病、夜尿症、末梢神経障害性疼痛に効く薬で、結構むかしからある薬だという。

 

副作用の欄には、「自殺願望のある人は服用に注意すること。」とか

「悪い衝動に駆られる」とか不安になる項目があった。

 

三環系に良く効く最強な薬で、抗うつ剤として最後の切り札とされているようだ。

とりあえず、10mmを2個、夜寝る前に飲むように言われた。

 

こんな薬を処方されるなんて、

とうとう来るべき時が来たか?なんて良くわからない気持ちが

湧いてきた。

 

1日置いて次の日の夜から飲用してみたが、

10mm2個だからか、対して体の変化は無かったような気がした。

口渇があるらしいが、あまり感じなかった。

部屋が乾燥しているのか口が少し乾くなぁ・・・くらい。

 

ただ、めまいの様な浮遊感というか、症状が強くなったような・・・

(いつもめまいや浮遊感があるので、よくわからん)

 

次、病院へ行く時まで飲み続けてみる事にする。

でも、気持ち悪くなったら飲むのをやめるけど。

 

 

 

 

 

 

後頭神経ブロック注射 2回目を受ける

2回目の後頭神経ブロック注射を受けた。

待ち時間、なんと1時間半。

予約をしているのにもかかわらずにだ。

 

確かに患者さんは多かった。

ついでに、

おしゃべりな患者さんもいた。

 

おしゃべりな患者というのも珍しい。

ホントに具合が悪くて病院にきてるの?

 

1時間半待って、

ようやく呼び出されたのだが、

先生といろいろ話をすると、

「前回の後頭神経ブロック注射を今日もやってみましょう」

それから、薬も出すという事になり、

リリカやトラムセットは体に合わないと言うと、

テグレトールという薬を出すので飲んでみてください。

リリカよりは弱い薬だから、多分効くと思いますよ。

もし、具合が悪くなったら飲むのをやめてください。」と

言われた。

 

それから処置室に行って、

注射をして、5分様子見して、

全体で所要時間15分程度。

1時間半待って、

そんなもんで終わった。

なんか疲れる。

 

ところで今回の注射は、

頭の頂頭部へは痛みが響かなかった。

注射する場所が若干ズレたのかな?

後頭部を触ると腫れているのがわかる。

先生は、

「注射を打ったばかりなので、薬が溜まってる」

と言っていた。

 

それに前回は、後頭部が麻酔で感覚がなくなって

しまったのに対して、

今回は余り麻痺していない。

 

同じ注射を受けてこれはどういうことなのか?

ちなみに注射した先生は同じ人である。

 

妻はこの様子を見て

「怖~い」と言っていた。

 

まったく注射は怖いものである。

そして、

 

この先生だいじょうぶかな?

という念が湧いてくるのであった。

 

 

後頭神経痛ブロック注射を受ける

聴神経腫瘍の手術後の予後が悪いく、
色々治療を試してきたが、
中々試すのをためらってきた治療法がある。

それは、
「神経ブロック注射」

後頭神経ブロック注射や星状神経節ブロック注射や上頚神経節ブロック注射である。

ネットで見てみると、
危険度が高いという書き込みが多い。

ブロック注射というのは、
ペインクリニックという診療科で行うらしいのだが、
狙ったところに注射針を刺す技術は、
注射を打つ医師の経験値のみに頼らざるを得ないというところに恐怖を感じる。

前回通院したペインクリニックの時は妻の反対もあり、
星状神経節ブロック注射は行わず、
スーパーライザーというレーザーを当てる治療のみにとどまった。

でも今回は、
中々首の痛みや顔面の痛みが軽減せず、
相変わらずボルタレンに頼らざるを得ない自分の状況にいよいよ妻も業を煮やし、
「神経ブロックを試してみようか」という話になった。

でも、
以前通院したペインクリニックの先生は気が合わない、と妻が言うので、
(気が合わないというか、身なりが不潔そうな先生だったので妻は好かなかったという事)
どっか別のペインクリニックを探すことに。

そうして
以前聴神経腫瘍のMRIを撮ってもらった近所の総合病院「K病院」に
ペインクリニックがあるという事をネットで知り、
そこに予約を入れた。

いざ当日、
ペインクリニックに向かったのだが、
いきなり「星状神経節ブロック注射」となるのでは・・・
と非常に不安な気持ちになった。

やはり、
自分の気持ちの中にも「星状神経節ブロック注射」に対して
恐怖感はまだまだあった。

しかし、
予約の時間を1時間過ぎてもなかなか診察室に呼ばれない。
不安は募るばかり。

1時間を過ぎたあたりにやっと呼ばれた。

先生に現在の症状を伝えると、
「後頭神経ブロック」をやってみますか。という事になった。
注射針も短いし、すぐ終わるという。

星状神経節ブロック注射ではなかったので意外な展開、
と思いながらベッドにうつ伏せに寝かされた。

妻は「心配だから注射するところを見たい」といい
処置室まで入ってきた。

先生は、看護師さんと「27でいいかな?」
「26もありますけど」「26か。やっぱり27でいいかな。」などと
注射針のサイズを決めていた。

そして、
「少し痛いですけどごめんなさいね~」
と言い、後頭部の首の少し上のあたりの血管に「ジク~ッ」と刺してきた。
「イテ~」という感じだったが、
薬剤が血管を通って、頂頭部に上って行く時も「ビリ~ッ」と痛かった。

先生が
「注射してすぐ効いてくる人もいるけど、どうですか~」
と聞いてきたので、
「なんか効いてるような気がします」といったら、
「患者さんって、気を使ってそのようにいう人が多いけど、
気を使わなくていいですよ。」と先生。
図星である。
実はそんな効いてる気がしなかった。

とりあえず、
来週も予約を入れてもらって帰ることに。

帰り道、
妻の買い物に付き合う。

その時、
右側後頭部の感覚がない事に気が付いた。
後頭神経ブロックとは、
単に後頭部の感覚を麻酔によって無くするものなのだという事が分かった。
よって、
首の痛みには余り関係が無いようだ。
後頭神経ブロックは失敗だったかな。

家に帰って、
4時間後くらいに麻酔が切れてきた。
それと同時に、
左前頭部の頭痛がしてきたが、
それほど強い頭痛ではない。

その夜はボルタレンを飲まずに寝た。

そしてその後1週間程、
後頭部の左上のあたりを触れた時に、
たまに髪の毛を引っ張られたような痛みが
するようになった。

後頭神経ブロックの影響だと思う。

妻から聞いたが、
後頭神経ブロックの薬の量は、
注射器に1~2mm程度しか入ってなかったという。

その程度で、
1週間もの間、
ピリピリする痛みが続くとは。

ブロック注射の威力、
恐るべし。