夏だから怪談話、という訳でも無いですが・・・
昨年8月15日に、聴神経腫瘍の手術を受け
個室に入院。
1泊19,500円の差額ベッド代。
10日間の入院。
この金額だけでも十分に背筋が寒くなってくるのだが、
別にお金持ちというわけでもない。
僕の優秀な息子が夏の賞与で払ってくれた。
本当にありがたいし、
申し訳なかった。
ところで、
脳神経外科の病棟というのは、
扱う病気が頭なので、
そのような病状の患者ばかりだから、
特に夜の脳神経外科の病棟は、
特殊である。
ただでさえ、
夜の病室は不気味なのに、
夜はたまに、
異様な声がしてくる。
入院2日目、消灯時間も過ぎ、
暗い病棟の廊下づたいに聞こえてくる、
おじいさんと思われる人の絶叫。
「ウォ~、ウォ~、ウォ~、グォ~」(かなりの音量)
この叫び声が30分~1時間くらい続く。
一体何事か!とびっくりする。
当然、その晩は目が冴えて眠れなくなってしまった。
どうやらそのおじいさん、
ボケちゃってるらしくて
夜、動いてベッドから落ちて怪我しないように、
なにかで拘束されていたような感じらしい。
(詳しくは分からないが)
その拘束を嫌がって暴れる(騒ぐ)ので、
あのような雄叫びをあげるとの事。
あまりに絶叫がうるさいので、
鎮静剤かなんか打たれたのであろう。
急に静かになった。
自分がもしそうなったら、
とんでもないと思った。
病院てとこは、恐ろしいとこだ。
歳とってボケて入院となるのだけはいやだ。
みなさん、
くれぐれも、頭の健康には注意しましょう。